宗派ごとの焼香の作法について


 大抵の宗派では、1回あるいは3回焼香をします。

つまみ、おしいただき、落とすという基本的な作法があり、行う回数や所作は宗派によって違いがあります。

 相手の宗派に沿って行うという方が丁寧ではありますが、ご自身の信仰している宗派があるなら、その宗派に沿ったやり方でも問題ありません。

回数はそれほど重要なものではなく、相手の宗派も自分の宗派も分からない場合には、1回で問題ありません。

 ただし、時間調整などで回数が指定される場合があるので、そのときは従うようにしましょう。

●浄土真宗・・・おしいただかず、1回行う。

●真言宗・・・おしいただき、3回行う。

●日蓮宗・・・おしいただき、1回(または3回)行う。

●日蓮正宗・・・おしいただき、3回(または1回)行う。

●臨済宗・・・おしいただき、1回行う。※おしいただなくても良い

●曹洞宗・・・2回行うが、1回目はおしいただき、2回目はおしいただかない。

●浄土宗・・・回数の定めは特になし。

●天台宗・・・回数や作法の定めは特になし。おしいただくかどうかも自由。