ご法事は仏事行事すべてを指す名称でしたが、今では故人に対して行われる「追善法要」のことを法事と呼んでいます。追善とは追福修繕の事で、生きているものが善い行いを修めることです。すなわち死者の冥福を祈って仏事を営み供養することの意味で用いられます。
忌日法要とは故人が亡くなられて七日ごとに四十九日までのことです。その後、百か日法要があり、回忌法要として一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌、三十三回忌を行っていきます。日程についてはお寺様とご相談されて下さい。
僧侶による読経の後、お墓参りを行い、参列者への料理の振る舞いとしてお斎を召し上がるのが一般的な流れです。
法事を行う場合、まずお寺様と日時、場所の決定(自宅、寺、ホテル、葬儀会館など)をし、引き出物、料理、お布施の用意をします。
服装は略礼服または紺やグレーなど地味なものを着用します。数珠、香典の用意も必要です。香典の表書きは四十九日までは御霊前、それ以降は御仏前とします。但し、浄土真宗の場合は御霊前を使用しません。